天皇陛下 熊本地震の被災者を気遣われる
天皇陛下は19日、パナマ大統領との懇談の中で、熊本の地震で被災者が大変な思いをしていることについて気遣われた。
天皇・皇后両陛下は、19日午前、来日中のパナマのバレーラ大統領夫妻と懇談された。懇談の冒頭で大統領が、「今回の地震の犠牲者に対して心から哀悼の意を表します」と伝えると、天皇陛下は、「そういうお気持ちに感謝します」と応じ、「今回の地震は長く続いているので、被災者は大変な思いをしていると思います」などと、被災者を気遣われたという。
また、宮内庁は、両陛下が今週予定していた歌舞伎鑑賞と雅楽鑑賞を取りやめられると発表した。今も多くの人々が、停電や断水などが続く中で、厳しい避難生活を送っている状況を考慮されたという。