熊本地震 3人の死亡確認、死者47人に

熊本県などで発生した一連の地震で19日、新たに3人の死亡が確認され、亡くなった方は47人になった。
熊本県などによると、南阿蘇村の19日の捜索で新たに男女3人が見つかり、いずれも死亡が確認された。このうち、河陽地区で見つかった2人は、葛城勲さん(75)と牧野富美さん(46)と確認された。これで一連の地震で死亡した人は47人になった。
また、19日に見つかった女性の遺体は葛城洋子さん(72)と確認され、これで連絡がとれない人は5人となった。
一方、熊本県内で19日の夕方の段階で、約9万5000人が避難生活を強いられている。
NNNのまとめで、熊本県内で少なくとも18人がエコノミークラス症候群と診断され、このうち1人が死亡した。
エコノミークラス症候群は、ふくらはぎの血のかたまりが肺などにつまり、胸の痛みなどの症状を訴えるもの。長時間座って足を動かさないことなどが原因で発症するとされ、18人はいずれも車の中で避難生活を送っていたという。
地震活動が終息する気配を見せない中、被災者の健康へのケアをどう進めるかという課題も出てきている。