エコノミークラス症候群で2人心肺停止状態
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熊本県などで発生した一連の地震に関連し、避難生活を車の中で続けていてエコノミークラス症候群と診断された女性2人が、心肺停止状態であることがわかった。また、女性1人が意識不明の重体となっている。
済生会熊本病院によると、男女10人が胸の痛みなどの症状を訴えて搬送され、いずれもエコノミークラス症候群と診断された。10人は今回の地震による避難生活を車の中で続けていたという。
エコノミークラス症候群と診断を受けた50代の女性と60代の女性2人の計3人のうち、2人は心肺停止状態。1人は意識不明の重体だという。
エコノミークラス症候群は、避難生活を車の中で続けるなど長時間、狭い場所で同じ姿勢でいると発症しやすくなり、済生会病院は数時間おきに体を動かしたり、水分補給をしたりすれば防げると話している。