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熊本地震1か月 依然1万人超が避難生活

2016年5月14日 3:03
熊本地震1か月 依然1万人超が避難生活

 熊本地震の発生から14日で1か月となる。熊本県内では、これまでに8万棟を超える住宅で被害が確認され、1万人以上がいまだに避難生活を余儀なくされている。

 先月14日に前震が発生した一連の地震では、熊本で震度7を2回観測。余震活動も続き、震度1以上の地震の回数は1400回を超えている。

 熊本県のまとめによると、これまでに県内では49人が死亡し、1人が行方不明のほか、避難生活などの負担が原因とみられる震災関連死は19人となっている。

 また、地震で全半壊するなど被災した住宅の数は、8万657棟に上り、25市町村の244か所の避難所で計1万477人が避難生活を続けている。

 また、農林水産業の被害総額も増えて1345億円に上り、このうち、農業が全体の7割ほどを占めている。

 地震の発生から1か月となる中、1日も早い、暮らしの再建が望まれている。