全日空 羽田空港に「樹脂製の車いす」導入
空港内で車いすの利用者がストレスなく移動できるよう、全日空は21日、日本で初めて、羽田空港に樹脂製の車いすを導入した。
全日空が羽田空港に導入したのは、樹脂製の車いす64台。これまで、車いすの利用者は保安検査場を通過する際、金属が検査機に反応するため、別途、ボディーチェックを受ける必要があった。しかし、カウンターでこの車いすに乗り換えれば、保安検査場をそのまま通過できる上、機内の通路を通れるサイズのため、座席の横まで移動できるという。
また、カウンターをリニューアルし、体の不自由な人などのための受付を中央に設置したほか、専用のタブレットを通じて手話の通訳と会話ができるサービスも開始した。これらは全国の空港で順次、導入していくという。