南阿蘇村 仮設住宅建設に向け作業始まる
熊本では地震で大きな被害を受けた地域で断続的に激しい雨が降っていて、南阿蘇村と西原村に避難指示が出された。被災地では土砂災害に厳重な警戒が必要。
熊本県内では10日朝から、断続的に激しい雨が降っている。最も多いところで1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがあり、南阿蘇村、西原村に避難指示が、益城町、御船町、宇城市、宇土市に避難勧告が出された。
南阿蘇村では消防団員が車で各地区を巡回し、早めの避難を呼びかけた。地震で地盤がゆるんでいて、気象台は土砂災害に警戒するよう呼びかけている。
この雨の中、10日から南阿蘇村でも仮設住宅の建設に向けた作業が始まった。8500平方メートルの敷地に軽量鉄骨造りの住宅56戸を整備する計画で、6月中旬の完成を予定している。