被災地で激しい雨 避難指示や避難勧告も
熊本県内の地震で大きな被害を受けた地域では断続的に激しい雨が降っていて、南阿蘇村と西原村に避難指示が出されている。
熊本県内では10日朝から断続的に激しい雨が降っていて、多いところで1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。
現在、南阿蘇村、西原村に避難指示が、益城町、御船町、宇城市、宇土市、熊本市の一部、八代市に避難勧告が出されている。これを受けて、南阿蘇村では10日朝、消防団員が各地区を回り、早めの避難を呼びかけた。
また、益城町では地震で地盤沈下した場所で冠水も発生していた。被災地では地震で地盤がゆるんでいて、気象台は土砂災害への警戒を呼びかけている。
こうした中、最も多くの学校が休校していた熊本市で10日、87の学校が一気に授業を再開した。しかし、東野中学校の校舎では外壁のヒビなど危険な箇所が広い範囲にあり、仮設校舎ができる8月中旬まで体育館などを使って授業を行うことにしている。