世界初「高血圧症」患者向け治療用アプリ 厚労省の部会が薬事承認了承
世界初の「高血圧症」患者向け治療用アプリについて、厚生労働省の部会が薬事承認を了承しました。
薬事承認が了承されたのは、「高血圧症」の患者向けに開発された治療用アプリで、医師が処方箋を出した患者がスマートフォンにアプリをダウンロードし、使用することができます。
このアプリは、日々の血圧のデータを記録し、生活習慣を改善するための医学的なエビデンスに基づくアドバイスなどを毎日メッセージで受け取ることができ、患者の行動変容につなげる狙いがあります。
高血圧症の患者の中には薬の服用への抵抗感がある人や生活習慣の改善がなかなかできない人がいますが、開発した企業によりますと、アプリの臨床試験では、低用量の薬を服用した場合と同程度の効果が確認されたということです。
高血圧症の治療アプリは世界初だということで、今後、薬事承認や保険適用に向けた手続きをした上で、年内にも実用化される予定です。