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成田エクスプレス 車掌居眠りでドア開かず

2016年5月15日 14:01
成田エクスプレス 車掌居眠りでドア開かず

 14日、JR東日本の「成田エクスプレス」が駅に到着した際、車掌の居眠りが原因で車両のドアが開かないトラブルが起きていたことがわかった。

 JR東日本によると、14日正午すぎ、成田空港発、池袋・大船行きの「成田エクスプレス」が東京駅のホームに到着した際、車両のドアが約30秒間開かないトラブルが起きた。車両のドアの開け閉めは車内にいる車掌が行うが、交代するためホームにいた車掌が車掌室を確認したところ40代の男性車掌が座ったまま居眠りしていたという。電車は定刻に出発し、ダイヤに影響はなかった。

 この電車は、成田空港の「空港第2ビル駅」を出た後、東京駅まで停車しないが、男性車掌は「千葉駅を通過した後、記憶がない」と話しているということで、20分程度居眠りしていた可能性があるという。

 また、男性車掌は「今月9日、動悸がして救急車で病院に運ばれたが異常はないと診断された。当日も乗務前に会社には体調は普通と申告したが、実は体調がよくなかった」とも話しているという。

 JR東日本では今年2月にも山手線の運転士が乗務中に居眠りするなど、今回を含めて運行中の職員の不適切な行為が今年に入って7件も起きていて、JR東日本は「乗務員への指導をさらに徹底する」としている。