東京都の舛添知事は自らの政治資金の使い方などについて調査を依頼する「第三者」を２５日までに選任するとしている。都議会の共産党都議団は、真相解明のため百条委員会の設置を申し入れた。

　舛添知事をめぐっては、家族旅行の宿泊費に政治資金を使っていたことや、公用車で頻繁に事務所兼別荘に通っていたことなどについて公私混同などと指摘されている。これに対し都議会で野党第一党の共産党都議団は、真相を解明するため調査権限が強い百条委員会の設置を申し入れ、２５日午前から行われている議会運営委員会で検討されている。

　一方、舛添知事は、自らの政治資金の使い方などについて調査を依頼する「第三者」を２５日までに選任するとしている。都庁には、一連の舛添知事の問題に対し、２３日までに「説明不足だ」など１万８０００件の意見がよせられている。