沖縄駐留米軍 基地外での飲酒1か月間禁止
沖縄で元アメリカ海兵隊員で軍属の男が女性の遺体を遺棄した疑いで逮捕された事件を受け、沖縄に駐留するアメリカ軍は27日から1か月間、すべての軍人と軍属に基地の外での飲酒を禁じることなどを決めた。
沖縄に駐留するアメリカ軍トップのニコルソン・四軍調整官は、沖縄に駐留する陸・海・空・海兵隊のすべての兵士と軍属について、27日から1か月間、外出した際には午前0時までに基地へ戻ることや基地の外での飲酒を禁じることを決めた。
基地の外での酒の購入やパーティーの開催も禁止するほか、すでに基地の外に住んでいる軍人と軍属以外は、基地の外での宿泊を認めないとしている。
沖縄のアメリカ軍はこれまでも不祥事の際の綱紀粛正として、同様の措置を行ってきたが、事件や事故の根絶にはつながっておらず、沖縄県などが求める実効性のある再発防止策として機能するかは不透明。