登山シーズン前に高尾山で遭難者の救助訓練
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夏の登山シーズンを前に、警視庁は22日、東京・八王子市の高尾山で遭難者の救助訓練を行った。
訓練は、登山者が登山道から20メートル下の沢まで滑落し遭難したとの想定で、警視庁の山岳救助隊員ら約30人が参加した。隊員らは、遭難者を担架で運び出す手順を確認したり、遭難者を背負いながらロープを伝って山の斜面を登る訓練を行ったりした。
近年は登山者が増加する一方、軽装など計画性のない登山で遭難者も増えている。訓練を視察した高橋清孝警視総監は「多くの人が安全で、安心して登山できるように、隊員は技術力の向上に励んでほしい」と激励した。