被災地支援のため福島県警に出向していた警視庁の警察官２３人が、１年から２年の活動を終えて帰任し、警視総監賞が贈られた。

　警視庁に帰任したのは２３人で、福島県警に出向中は居住制限区域内で空き巣の容疑者検挙や、現地で仮設住宅を訪問して防犯活動をするなど被災地の治安維持にあたった。

　１日、２３人には警視総監賞が贈られ、高橋清孝警視総監は「被災者の立場に寄り添いながら心のこもった活動を展開した」「引き続き福島県に思いを寄せ、折に触れ支援をしてほしい」などと訓示した。

　震災後に警視庁から福島県警へ出向した警察官はのべ３８５人に上っている。