仮設住宅女性 3人に1人超がPTSD症状
東日本大震災で被災し、仮設住宅に住む女性の3人に1人以上にPTSD(=心的外傷後ストレス障害)の症状がみられることがわかった。
厚生労働省の研究班が、岩手県の沿岸部の住民1万人を対象に調査したところ、去年の段階で、「震災を思い出すと体の反応が起こる」など、PTSDの症状がみられる人は、女性の24.3%、男性の18.3%だった。
特にプレハブの仮設住宅に住む女性の34.2%にPTSDの症状があり、震災前と同じ場所に住む場合に比べ、多くなっている。
厚生労働省は、一般的に、PTSDは男性より女性に多い傾向があるとしているが、仮設住宅から転居する人が増える中、1人暮らしの高齢者が孤立することもあり、きめ細かい支援を続けるとしている。