双葉町の「新春だるま市」仮設住宅で開催
福島県双葉町恒例の新春のダルマ市が、多くの町民が避難する福島県いわき市の仮設住宅で開かれた。
双葉町は原発事故の影響で、今も全ての町民が県内外に避難している。このダルマ市は、300年もの伝統を誇る催しを絶やさぬようにと、双葉町の有志たちが、いわき市の南台仮設住宅で開いた。
双葉ダルマは顔の周りが太平洋を表す青い色で縁取られているのが特徴。会場には飲食店なども並び、訪れた人たちが新年の幸せを願って買い求めていた。
ダルマ市を開いた「夢ふたば人」中谷祥久会長「去年より今年、今年より来年、いいものを作るというのがテーマ。開催するごとに、双葉町民と一緒に楽しんで共有できればいい」
ふるさとを離れ、帰る日を思い描いて開く双葉町ダルマ市は、10日まで開催される。