全村民避難の葛尾村、避難先で成人式 福島
原発事故で全村民が避難している福島県葛尾村の成人式が2日、避難先の三春町で行われた。
今年の葛尾村の成人式には、16人の新成人が参加し、松本村長から一人一人に成人証書が手渡された。原発事故で約1500人の全村民が避難する葛尾村では、今年の春に避難指示の一部解除を目指していて、式では、村出身の新成人代表・東海林翼さんがふるさとへの思いを語った。
東海林翼さん「葛尾村の今の現状を真摯(しんし)に受け止め、震災前の生活に少しでも戻せるように復興させていくのが、私たち若い世代の使命だと思っています」
新成人たちは、友人との再会を喜びながら、村の復興を誓っていた。