東日本大震災の被害伝える写真展 都内で
東日本大震災からまもなく5年になるのを前に、当時の被害の状況などを撮影した写真を集めた展示会が、1日から東京で始まった。
この写真展は、東日本大震災の被害を伝えていこうと東京弁護士会などが開いたもの。会場には39人のフリーカメラマンが撮影した東日本大震災の被害の写真、約100点が展示されている。
福島第一原発の1号機が爆発する約1時間前に、ベントで白い煙が出ているのを撮影した写真や、原発事故から1か月後に放射能汚染を受けた地域で行方不明者を捜索する様子の写真が展示されている。また、震災当日、東京で交通機関が止まり、人々が徒歩で帰宅する姿や、計画停電で明かりの消えた銀座の様子を写したものもある。
東京弁護士会・伊藤茂昭会長「5年たちましたけれども復興はなかなか進んでいない。仮設に住む方もたくさんおられますし、震災を忘れてはいけない。首都圏のみなさまに、この会館に来て見ていただきたい」
この写真展は、今月10日まで、東京・霞が関の弁護士会館で開催されている。