１４日、東京都知事選挙が告示となる。動向が注目されている日本弁護士連合会・元会長の宇都宮健児氏（６９）は、現段階では出馬する意向を示した。

　宇都宮健児氏「基本的な姿勢は変わっていませんので、出馬して戦うつもりです」

　日弁連・元会長の宇都宮氏は、１３日午前、記者団にこのように述べ、現段階では出馬する意向を示した。今後、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏の政策を聞き、支援者と協議して最終的に決めるという。

　宇都宮氏をめぐっては、１２日、野党４党が鳥越氏を統一候補として支援することになったのを受け、立候補の辞退を要請する動きが出ている。宇都宮氏は過去２回の都知事選に共産党などの推薦を受け出馬しているが、野党票の分散を懸念する声があり、動向が注目される。

　一方、自民・公明の推薦を受けて、立候補する前の岩手県知事の増田寛也氏は公明党本部で議員らと会談し、今後協力して行くことを確認した。

　小池百合子元防衛相は、１４日の告示を前に「しがらみなく思い切りいきたい」と決意を述べた。

　東京都知事選挙にはこのほか、次の１１人が正式に立候補を表明している。

・マック赤坂氏（政治団体代表）
・中川暢三氏（元大阪市北区長）
・桜井誠氏（市民団体代表）
・河野憲二氏（会社員）
・今尾貞夫氏（医師）
・山口敏夫氏（元労相）
・立花孝志氏（船橋市議）
・山口節生氏（鑑定士）
・高橋尚吾氏（元派遣社員）
・山中雅明氏（政治団体代表）
・上杉隆氏（ジャーナリスト）