都知事選 増田氏、宇都宮氏が立候補表明

14日に告示される東京都知事選挙に前の岩手県知事の増田寛也氏と日弁連の元会長の宇都宮健児氏が正式に立候補を表明した。俳優の石田純一さんは立候補を断念した。
増田寛也氏「首都東京をさらに風格のある都市にしていくために私が先頭に立っていきたい。都政の混乱を考えてまさに都政の混乱を解決する上で先頭に立って頑張らなければ。気持ちにスイッチが入りました」
前の岩手県知事の増田寛也氏は11日午後会見し正式に立候補を表明した。増田氏は待機児童問題を最優先に、観光産業や防災の対策を進め、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会を成功させると述べた。
自民党は11日に増田氏の推薦を決定し、公明党も近く推薦を決める方針で、自民・公明の政権与党が増田氏の支援に回ることになる。
また、日本弁護士連合会元会長の宇都宮健児氏も正式に立候補を表明した。
宇都宮健児氏「今度こそ都民のための都政、クリーンな都政を実現するために3度目の挑戦を決意しました」
宇都宮氏は都政のムダを削減し福祉政策に向けることを訴えている。
一方、自民党都連への「推薦依頼」を取り下げた小池百合子元防衛相が公約などを発表した。
小池百合子議員「基本姿勢としての東京大改革宣言でございます。 私はどんどんと膨れあがっていると聞いているオリンピック・パラリンピックの予算をよく精査し、そしてそのお金は都民のために使っていく」
小池氏は都政を透明化し、信頼を取り戻すと訴えた。
一方、出馬に意欲を見せていた俳優の石田純一さんは立候補を断念した。
石田純一さん「自分の事情もありまして、タイムリミットで時間がなく、正式に断念いたします。色々お騒がせいたしました」
また、石田さんは家族を説得できなかったことも明らかにした。
一方、民進党だが、東京都連の幹部が11日、元経済産業省官僚の古賀茂明氏に立候補の要請を行った。古賀氏は「大変光栄なことだ」と述べ、近く最終判断する考えを示した。
また、立候補を検討してきた長島昭久衆議院議員は、立候補の断念を表明した。
14日に告示され31日に投開票される東京都知事選にはこの他に9人が立候補を正式に表明している。
・マック赤坂氏(政治団体代表)
・中川暢三氏(元大阪市北区長)
・桜井誠氏(市民団体代表)
・河野憲二氏(会社員)
・今尾貞夫氏(医師)
・山口敏夫氏(元労相)
・立花孝志氏(船橋市議)
・山口節生氏(鑑定士)
・高橋尚吾氏(元派遣社員)