皇后さまは２０日午後、東京・上野の「国際子ども図書館」で児童文学の展示会をご覧になった。

　皇后さまは２０日午後、上野の「国際子ども図書館」を訪れ、リニューアル記念の展示会「現実へのまなざし、夢へのつばさ～現代翻訳児童文学の半世紀～」をご覧になった。この展示会は１９７０年代以降の外国語から翻訳された児童書を振り返るもので、この時代から貧困や病気など厳しい現実を取り上げる作品が増えたことも紹介している。

　長く児童文学の普及活動を支援してきた皇后さまは、「翻訳の時は難しいでしょうね」などと感想を述べ、ハリー・ポッター・シリーズを７冊読破した子どもは読書力がついたという話には、感心したようにあいづちを打たれていた。

　先週、天皇陛下の生前退位の意向が明らかになってから、皇后さまが皇居の外で公務をされるのは初めて。