ウィッツ青山学園高 特区認定取り消しも
三重・伊賀市の「ウィッツ青山学園高校」が不適切な授業をしていた問題で、文部科学省と内閣府は、学校の設置を認可した伊賀市へ、改善が認められない場合は特区の認定を取り消す方針を固めた。
「ウィッツ青山学園高校」はテーマパークへの旅行で「数学」の授業を受けたことにしたり、教員の定数が足りないまま授業が行われていた。
文部科学省は、このような不適切な授業が学習指導要領に沿わない教育活動で問題だとして改善を求めてきたが、24人必要な教員の数が17人にとどまるなど、改善が見られなかったという。このため文部科学省と内閣府は伊賀市に対し、改善が見られない場合に特区の認定を取り消す「措置要求」を出す方針を固めた。
措置要求は、これまで出された例はなく、2002年に構造改革特区法が施行されて以来初めてのこと。