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西之島“警戒範囲”縮小を発表 上陸調査へ

2016年8月18日 2:16
西之島“警戒範囲”縮小を発表 上陸調査へ

 3年前、突然噴火が始まり島の拡大が続いていた小笠原諸島の西之島。気象庁は、警戒が必要な範囲を縮小すると発表し、今後、上陸しての調査が行われることになった。

 西之島では去年11月以降、新たな噴火は確認されず、火山活動は低下している。西之島は、これまで島全体と周囲の海域が警戒範囲とされていたが、気象庁は、島の中心にある火口から半径およそ500メートルに縮小すると発表した。

 東京大学地震研究所・中田節也教授「山も縮小し始めている兆候があるので、(火山活動は)おそらくこれで収束するのではないか。ある程度は浸食によって周りが削られると思うが、基本的には(島は)残ると思います」

 これにより上陸することも可能となり、火山のメカニズムなどを解明するため、この秋には専門家による調査も行われる。

 一方、環境省は、上陸した人が外来種を持ち込み生態系を崩すおそれがあるとして、一般の人は上陸しないよう呼びかけている。

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