小笠原諸島でアホウドリが巣立ち 戦後初
環境省などは小笠原諸島の聟島で今年1月に生まれた国の特別天然記念物アホウドリのヒナの巣立ちを確認したと発表した。小笠原諸島での繁殖は戦後初めて。
アホウドリは翼を広げると2メートル以上にも達する国内最大級の海鳥。鳥島と尖閣諸島で繁殖しているが、小笠原諸島では戦後、乱獲の影響でいなくなっていた。
そのため環境省などは2008年から5年間かけて小笠原諸島に70羽のアホウドリのヒナを移住させていた。そのアホウドリが繁殖、子供を産み、巣立つ姿が戦後初めて確認されたという。