土砂崩れ・冠水…台風7号の被害、各地に
17日夕方、9年ぶりに北海道に上陸した台風7号。土砂崩れや道路の冠水など、各地に被害が出ている。
■茨城
道路が広範囲に冠水した茨城県水戸市。取材中、警備車両が現れると…。
職員「危ないので、一時通行止めにします」
職員は、深夜も対応に追われた。
■福島
激しく吹きつける風と雨は、17日朝、東北へ。増水し、濁流と化した川。折れた木が勢いよく流されていく。通行できなくなったガード下で、排水作業を進めるポンプ車なども見られた。
福島市茂庭では、24時間の降水量が137ミリを記録。8月の観測史上最大となった。
また、福島・田村市では、降り続いた大雨の影響で、県道がおよそ20メートルにわたり、崩落した。
■山形
被害は、住宅にも及んだ。山形市では民家が床下浸水し、消防が出動。土のうを積むなどの対応を急いでいた。
■台風7号、温帯低気圧に
北海道に上陸した台風7号は17日午後9時に、温帯低気圧に変わったが、ある危険性も残されている。台風の影響で大気の状態が不安定となり、同じ場所に長時間雨が降り続く「線状降水帯」が発生する恐れがあるのだ。
引き続き、土砂災害や河川の氾濫などに十分な警戒が必要だ。