九州北部や北海道など 土砂災害に厳重警戒
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前線や低気圧の影響で25日も全国的に大気の不安定な状態が続き、25日午後も広い範囲で大雨による土砂災害などに厳重な警戒が必要となる。
この時間は北海道に低気圧の活発な雨雲がかかり、関東から西日本にかけては梅雨前線の雲の帯が延びている。北海道・登別市カルルスでは6月最高となる1時間に48.0ミリの激しい雨を観測した。北海道では夕方にかけて激しい雨が降り、26日朝までの予想雨量は多い所で150.0ミリの見込み。また昼過ぎまで風が強く吹くもよう。
一方、九州北部では前線が南下するため、非常に激しい雨の降る恐れはなくなったが、熊本県の阿蘇山では降り始めの18日午後4時から25日午前10時までの雨量が737.0ミリとなっている。
九州北部や北海道を中心に引き続き土砂災害などに厳重な警戒が必要となる。