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九州北部、週末に再び雨 警戒を~気象庁

2016年4月22日 13:17

 熊本県などで一連の地震活動が始まってから22日で9日目となる。気象庁は「地震活動は増減を繰り返しながら活発な状態が続いている」として、引き続き、突然の激しい揺れに警戒するよう呼びかけている。

 熊本県と大分県では一連の地震活動が始まって以降、22日午前11時までに体に感じる地震が793回観測され、21日も48回観測されている。

 気象庁は、「地震活動は増減を繰り返しながら活発な状態が続いている」としていて、引き続き、突然の激しい揺れに警戒するよう呼びかけている。熊本県にある阿蘇山の火山活動については現在までに特段の変化は見られていないという。

 また、気象庁は、地震活動が活発な領域が大分県から熊本地方の南西部にまで広がっていることについて、「非常に広い範囲で地震活動が活発なまま」という認識を示した上で、「今のところさらに活動域が広がっている様子はない」と説明している。

 一方、熊本県と大分県を含む九州北部では、23日夜から24日にかけて停滞前線が北上する影響で再び雨が予想されている。気象庁は、多いところで24時間に30ミリから50ミリの雨が降ると予想していて、21日のような大雨にはならない見込み。ただ、相次ぐ地震と21日の大雨で地盤が非常に弱くなっており、気象庁は、さらなる土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。