気象庁「地震活動収まる兆候まだ見られず」
熊本県などで一連の地震活動が始まってから21日で1週間になる。気象庁は「地震活動が収まる兆候はまだ見られない」として、引き続き、突然の激しい揺れに警戒するよう呼びかけている。
14日午後9時26分に熊本地方で震度7を観測する地震が起きて以降、熊本県と大分県では21日正午までに、体に感じる地震が761回観測され、震度5弱以上の地震はこれまでに17回発生している。気象庁は「地震活動が収まる兆候はまだ見られず、気象庁としても今後を見通せない」としていて、引き続き、突然の激しい揺れに警戒するよう呼びかけている。熊本県にある阿蘇山の火山活動については、現在までに特段の変化は見られていないという。
また、気象庁は、地震活動が活発な領域が大分県から熊本地方の南西部にまで広がっていることについて、「非常に広い範囲で地震活動が活発なまま」という認識を示した上で、今後、活発な領域がさらに広がっていくかどうかについては「予測は非常に難しい」として、監視を続けている。