活断層での地震確率 4ランクで公表へ
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政府の地震調査委員会は将来、活断層で地震がおこる確率について現在の数値で表す方法をやめて4つのランクで公表することを決めた。
これまで地震調査委員会は全国97の主要な活断層について発生確率を数値で公表していたが、発生間隔が数千年と長いためほとんどの断層は高いものでも十数%になる。熊本地震をおこした布田川断層帯では「ほぼ0から0.9%」とされ、危険性が伝わっていなかったとの指摘をうけ、見直されるもの。
今後30年以内の発生確率が3%以上の危険度が最も高い断層をSランクとして、以下、高い順にA、Z、確率が分からないものをXと4段階で示す。
布田川断層帯はAランクになるが、全国の主要活断層の3分の1はSランクにあてはまるという。