白血病発症の福島原発作業員に労災認定
原発事故後に福島第一原発で働き、白血病を発症した男性について、厚生労働省は労災と認定した。原発事故後の作業での被ばくが原因で労災認定されたのは2人目。
労災が認められたのは、東京電力の協力会社で機械修理会社に勤務する50代の男性。男性は、原発事故直後の2011年4月から約3年9か月にわたり、ガレキの撤去作業などに使われる機械の修理作業に従事していた。
男性は去年1月に健康診断で白血病と診断され、現在も治療を続けている。
男性の累積の被ばく線量は、54.4ミリシーベルトで、白血病の労災認定基準である年間5ミリシーベルトを超えていることなどから、労災が認定された。
原発事故後の作業での被ばくが原因で労災認定されたのは2人目。