台風9号で被害 女性心肺停止、電車脱線も
22日、台風9号の影響で各地で被害も出ている。
神奈川県相模原市では午前11時すぎ、「ガードレールにつかまっている女性が流されそうだ」と通報があり、警察官がかけつけると高齢の女性が心肺停止の状態で歩道に倒れていたという。警察は女性が流れてきた雨水に流されたとみて調べている。
また、東京・東村山市では午前11時半頃、西武多摩湖線の電車が脱線した。大雨の影響で線路脇の地面の一部が崩れ、その土砂によって脱線したとみられている。乗客6人にケガはなかったという。
千葉県南房総市では午前8時前、JR内房線の車両に倒れた木が衝突し、窓ガラスにヒビが入ったという。乗客乗員12人にケガはなかった。
さらに、東京・八王子市では正午前、市道に植えられている街路樹が倒れるなどの被害も出ている。
これ以外にも東京都、神奈川県、千葉県で強風にあおられて転倒するなどし、少なくとも8人がケガをしている。また、関東の1都3県では少なくとも計14万8400世帯34万9000人に避難勧告が出ていて、千葉県、茨城県、栃木県で計7万4000軒以上で停電もしている。