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【大雨】鹿児島県内で避難勧告、崖崩れも

2016年6月28日 17:08
【大雨】鹿児島県内で避難勧告、崖崩れも

 梅雨前線の影響で九州南部は大雨になっていて、鹿児島県では避難勧告が発表されている地域がある。

 九州に停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、鹿児島県では大気の状態が非常に不安定になっている。昼過ぎには薩摩地方を中心に発達した積乱雲が次々と流れ込んだ。県が設置した雨量計では霧島市で午後2時までの1時間に85ミリの猛烈な雨を、薩摩川内市で78ミリの非常に激しい雨を観測した。

 現在、薩摩地方の一部に土砂災害警戒情報が、多くの地域に大雨や洪水の警報が発表されている。また、垂水市では牛根二川地区の38世帯70人に避難勧告が出されている。

 姶良市では28日午後1時半頃、住宅の裏の崖が崩れ、女性2人が生き埋めになった。1人は自力で脱出し、もう1人も午後3時過ぎに救助された。2人とも命に別条はないという。

 鹿児島県では夕方にかけ非常に激しい雨が降る恐れがあり、土砂災害などに警戒が必要。