瀬古さんら試走、東京五輪へ路面温度検証
東京オリンピック・パラリンピックに向け、選手が快適に競技に臨めるよう、マラソンの元オリンピック代表の瀬古利彦さんらが、路面温度の上昇を抑える舗装について検証を行った。
31日午後に都内で行われた「アスリート・観客にやさしい道の検討会」試走会では、瀬古さんのほか、丸川オリンピック・パラリンピック担当相らが参加し、暑さ対策として、特別舗装された道路の路面温度を検証した。
元マラソン五輪選手・瀬古利彦さん「本当だ、全然違う。(道路が)冷えているって感じ」
検証は、保水材を埋め込んで温度を下げる「保水性舗装」や、表面に赤外線を反射させる素材をコーティングする「遮熱性舗装」で行われ、参加者は、舗装により約5℃低くなる路面を体感した。
瀬古さん「明らかに遮熱性の方が涼しく感じた。選手のために良い環境を作っていただく、応援する人にもやさしくなれるような(大会になれば)」
国土交通省は、今回の検証をもとに、マラソンコースなどの舗装対策について検討を進めていく。