去年の出生数過去最少、死亡数は戦後最多 厚生労働省の調査で判明
去年1年間に生まれた赤ちゃんの数は過去最も少なく、亡くなった人の数は戦後最多となったことが厚生労働省の調査でわかりました。
厚労省の人口動態調査によりますと、去年1月から12月の出生数は81万1604人で前年に比べ3万人弱減少し6年連続で過去最少となりました。
亡くなった人の数は前年より6万7054人増えて143万9809人となり、戦後最多でした。
2020年は新型コロナウイルスが蔓延しはじめ、感染対策が強化された影響で11年ぶりに減少の動きがみられましたが、去年は以前からの傾向に戻り再び死亡者数が増加に転じたとみられます。
また、出生数から死亡数をひいた自然増減数はマイナス62万8205人となり、過去最大の減少となりました。
一方、婚姻件数は50万1116組で前年より約2万5000組減少し、戦後最少となりました。