子ども中心に流行「溶連菌感染症」都内で警報基準超え 調査開始以来初
東京都は21日、子どもを中心に流行する「溶連菌感染症」が、調査開始以来、初めて都内で警報基準に達したと発表しました。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、いわゆる「溶連菌感染症」は、子どもを中心に流行する感染症で、2~5日間の潜伏期間の後、38度以上の発熱や、のどの痛みなどの症状が現れるもので、普通は1週間以内に症状が改善しますが、まれに重症化します。
東京都内では、今月11日からの1週間で患者報告数が基準値を超え、感染症法が施行された1999年以来初めて、警報基準を超えました。
溶連菌感染症は、飛まつ感染と接触感染が主な感染経路とされていて、今後、さらに流行が拡大する可能性もあることから、都は、「こまめな手洗い・うがいや、マスク着用などの基本的な感染防止対策を徹底してほしい」と呼びかけています。