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新宿で朝食を 激戦区で朝食ニーズ“増”

2016年9月7日 14:00
新宿で朝食を 激戦区で朝食ニーズ“増”

 朝活などで早起きをする人が増え、最近では、朝ご飯を出す飲食店が増えているようです。これまで、パンケーキやグラノーラなど、いろいろな朝食がブームになってきました。今回、朝食のトレンドを探りに行ったのは“新宿”。実は、この街の朝食が、いま熱いんです!


■OLに旅行者まで…“朝食”激戦区

 朝食の激戦区、新宿。新宿駅内の京王モールでは、9つの店がモーニング営業しています。おかゆ店“謝朋殿 粥餐庁 京王モール店”では、貝柱やしょうがなどで炊いた栄養満点の朝がゆが、人気を集めているのだとか。

 スタッフによると、「通勤前のサラリーマンやOLの方、あと朝までお仕事をされていた方とか、旅行客の方が多いです。そこが結構新宿店の特徴かなとは思いますね」とのこと。

 そんな新宿での朝食のトレンドとは?リサーチしました。


■増加する朝食需要

 午前9時。やってきたのは、駅南口近くに今年オープンした野菜カフェ“Mr.FARMER 新宿ミロード”。店内を覗いてみると、朝食客で大盛況でした。しかも、取材時は客の約7割が女性。

 一番人気の朝食が、コブサラダ。長野県産のトマトや、新潟県産のレタスなど、全国の契約農家から直送される野菜がたっぷり入っています。

 ドレッシングは、アガベという植物の樹液を使ったシロップに、粒マスタードをあわせたもの。すっきりとした甘辛さが絡んだ野菜に、サーモン、ハム、チキン、チーズなど10品目がてんこもりです。朝から気分が上がること間違いなしの一品に仕上がっています。

 朝食に着目した理由を尋ねてみると――

 「働いてる女性が多くなってきて、朝食の需要が増えたことです」

 さらに新宿では今年、高速バスターミナル・バスタ新宿がオープン。バスは早朝から発着するため利用客の朝食のニーズも、高まっているのだそうです。


■人気の秘密は「見た目がオシャレでヘルシー指向」

 朝から行列が出来ていたのは、エッグベネディクトなどニューヨークの朝食のトレンドを日本に持ち込んだことで知られる“サラベス ルミネ新宿店”。その新メニューが、ニューヨークで新たな朝食ブームを巻き起こしたアボカドトーストです。見た目のオシャレさで、アボカド好きの女性から圧倒的な支持を得ています。

 ポイントはアボカドをビネガーソースとあえたものに、卵をトッピングすること。実は、手作りしたアボカドトーストをSNS上に掲載することが流行し話題にもなっています。サラベススーパーバイザーの覚張さんはこう話します。

 「皆さん健康志向じゃないですか。朝の栄養補給というか、そういったところではバランスよく色々な栄養をとっていただけるという内容になっております」

 朝食熱が高まる新宿。求められていたのは、女性に嬉しい健康朝食でした。