雲仙普賢岳噴火 被災した民家の遺構を公開
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長崎県の雲仙普賢岳の噴火災害から今年で25年。当時、被災した民家の遺構が報道陣に公開された。
火砕流の熱で炭になった家の骨組み。原形をとどめていない鉄製の農機具。割れて散らばった茶碗が災害のすさまじさを物語る。
1991年9月15日、雲仙普賢岳の火砕流で大きな被害を受けた長崎県南島原市深江町の大野木場地区。発掘調査は市が、災害から25年の節目に改めて被災の実態を把握しようと実施した。
火砕流で被災した民家の発掘調査は初めてで、木造2階建てだった農機具小屋のほか、風呂場や池なども見つかった。
南島原市は、被災した旧大野木場小学校の校舎などと合わせ、「火砕流災害遺構群」として保存、活用していきたいとしている。