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国立印刷局 紙幣の印刷工場を報道陣に公開

2019年5月21日 1:25
国立印刷局 紙幣の印刷工場を報道陣に公開

国立印刷局は、2024年度に紙幣のデザインが一新されるのを前に、紙幣の印刷工場を報道陣に公開した。

公開されたのは日本で4つある紙幣の印刷工場の一つ、東京工場で、紙幣のほかパスポートなども作られている。

工場では、1万円札を裏・表の順番に印刷する様子や、40億円分の現金がベルトコンベヤーで金庫に運ばれる様子などが見られた。

また、日本に10人しかいないという熟練の工芸官が、紙幣印刷用の金属の原版に彫刻する様子が初めて公開された。

工芸官は、1ミリの幅に20本の線を彫る技術があるということだが、印刷機の能力から、実際の紙幣では1ミリに10本ほどになるという。

印刷局では、新紙幣用の原版の彫刻を始めたということで、印刷に向けた準備を進めている。