奴隷商人の銅像跡に黒人女性の彫刻 英国
イギリス西部の町ブリストルで先月、黒人差別に抗議するデモ隊によって引き倒された奴隷商人の銅像の跡に、黒人女性の彫刻が設置されました。
15日、新たに設置された彫刻は、女性がこぶしを突き上げまっすぐ前を見据える姿を表現しています。
モデルとなったジェン・リードさんは、先月、黒人奴隷貿易商人の銅像が引き倒された際、台座の上に立つ姿を撮影されていました。
その写真を見た地元のアーティスト、マーク・クイン氏がこの彫刻を制作したということです。
クイン氏は、「非常にパワーを感じたので、この瞬間を残しておきたかった」とコメントしています。
ただ、市当局の許可は得ておらず、ブリストルの市長は「どの様な像を置くかは市民が決めることだ」として、対応を検討する考えを示しています。