黒人差別に抗議 英で“奴隷商人像”を撤去
黒人差別への抗議活動が各地に広がる中、イギリス・ロンドンで9日、奴隷貿易に関わっていた人物の銅像が撤去されました。
撤去されたのは、かつて500人以上の黒人奴隷を農園で働かせていた人物の銅像です。
市民「奴隷商人であるなら全て自動的に撤去されるべきだ」
ロンドンには他にも奴隷貿易に関わった人物の銅像や名前をつけた通りなどがあり、カーン市長は「排除するべきだ」との考えを示しています。
イギリスでは7日に西部の都市で奴隷商人の銅像が引き倒されるなど、黒人差別への抗議運動をきっかけに過去の奴隷貿易に批判が集まっています。
一方、歴史を見つめ直すために銅像を撤去せずに残すべきとの声も上がっています。