台風接近 沖縄で約59万人に避難準備情報
台風18号が近づいている沖縄・那覇市内では3日午後、徐々に風が強くなってきて、街路樹の枝を揺らしている。通りを歩く人の姿も、午前よりまばらになってきた。
県や警察によると、現在までにけが人などの情報は入っていないが、離島の久米島町全域に避難勧告が出されたほか、那覇市や浦添市など県内20の市町村の約59万人に避難準備情報が出されている。沖縄本島内の公立の幼稚園と小中高校はすべて朝から休校となったほか、県庁や市町村の役所も、午前中にほとんどが閉庁した。
那覇空港を発着する航空便は午前中の一部の便を除き、すでに200便以上の欠航が決まっていて、沖縄本島と周辺の離島を結ぶフェリーも軒並み欠航している。
沖縄本島地方はこのあと夕方にかけて急に風が強まる見通しで、厳重な警戒が必要。