警視庁 振り込め詐欺防止訓練を公開
振り込め詐欺の被害をなくそうと、警視庁は11日、金融機関と連携し、高齢者が銀行に多額の現金を下ろしに来た際の対応訓練を初めて公開した。
11日、東京・品川区では警視庁大井警察署と金融機関などが連携し、犯罪を未然に防ぐ訓練が行われた。銀行の窓口でリフォーム代として現金300万円を下ろしたいという高齢の女性が来たという想定。
窓口担当者「どちらをリフォームされたんですか?」
高齢女性「玄関あたり」
窓口担当者「現金だとひったくりとかも心配ですし、振り込みになさいませんか?」
高齢女性「大丈夫ですから。業者さんが取りに来てくれますので」
窓口の担当者は細かく使い道などを聞き取り、疑問を感じるとすぐに女性を別室に案内し、警察署に電話をした。
今年に入り都内では金融機関などからの電話で674件の詐欺被害を未然に防いでいるということで、警視庁は官民一体で被害を減らしたいとしている。