翁長知事「強い憤り」機動隊員“土人”発言
沖縄で進められているアメリカ軍のヘリパッドの移設工事現場で、大阪府警の機動隊員が、抗議するデモ隊を「土人」などと罵ったことがわかり、沖縄県警が遺憾の意を示した。
機動隊員「(フェンスに)さわるなクソ!さわるなコラ!どこつかんどんじゃボケ!土人が!」
18日午前10時前、沖縄・東村高江のヘリパッド移設工事現場で、フェンスを挟んで抗議する人々に対し、機動隊員が「土人」と呼びつける様子をデモ隊側が撮影した。また、別の隊員がデモ隊に、「黙れ、こら、シナ人」などと発言する場面もあった。
沖縄県民「今でもそういう言葉使う人いるのかなと」「本当に沖縄をバカにした、差別した、腹立たしいと思います」
これらの発言について沖縄県警は、いずれも大阪府警から応援で派遣された20代の機動隊員だと認めた上で、「不適切な発言だ。以後そのようなことがないよう指導していく」としている。
一方、沖縄県の翁長雄志知事は19日夕方、県庁で会見し、発言を厳しく批判した。
翁長知事「言語道断であり、到底許されるものではなく、強い憤りを感じております」
翁長知事は20日にも沖縄県警本部長と面談し、改善を求める考え。