群馬県と東京を結ぶＪＲ高崎線が、信号システムのトラブルの影響で始発から上下線全線で運転を見合わせている。

　ＪＲ東日本によると、４日朝から総合指令室のモニターに、高崎線の神保原駅と上尾駅の間の車両が表示されず、位置が確認できない状態が続いたため、群馬県の高崎駅と東京駅を結ぶＪＲ高崎線が上下線全線で始発から運転を見合わせている。また、その影響で高崎線と東海道線を直通させる湘南新宿ラインも全線で運転を見合わせている。この影響で、埼玉県の熊谷駅と上尾駅の構内には通勤通学の乗客が集まって混雑したため入場規制が行われていて、駅前にはバスを待つ人たちの列ができた。

　ＪＲ東日本によると、原因は、北上尾駅構内にある通信ケーブルの損傷と判明したということで、午前１０時半頃に運転を再開する予定だという。