児童虐待の検挙者数 過去最多に
法務省は11日、今年の犯罪白書を公表した。犯罪件数が13年連続で減少し、戦後最少を記録する一方、児童虐待に関する検挙者数が過去最多となっている。
犯罪白書によると、去年1年間で認知された犯罪件数は109万8969件で戦後最少となり、2002年をピークに13年連続で減少した。このうち、窃盗が7割以上を占め、80万7560件となっているが、前年より約10%減少している。
一方で、児童虐待に関する検挙者は811人で過去最多となった。また、全ての犯罪の検挙者のうち、「再犯者」が占める割合が過去最悪の48%となり、犯罪白書では再犯防止のために仕事や住居を確保するといった支援が重要だと提言している。