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大西宇宙飛行士 地球帰還後のリハビリ公開

2016年11月25日 21:04
大西宇宙飛行士 地球帰還後のリハビリ公開

 ISS(=国際宇宙ステーション)で約4か月間の滞在を終えて、先月末、地球に帰還した大西卓哉宇宙飛行士のリハビリの様子が公開された。

 大西宇宙飛行士は地球の重力に慣れるため、現在、茨城県にある「筑波宇宙センター」でリハビリを行っている。宇宙空間に滞在していると筋力や骨密度が地球よりも早いスピードで低下するということだが、大西さんは、約4か月間の滞在で、脳が長期間使っていなかった筋肉の使い方を忘れてしまっている感覚があると話した。

 宇宙飛行士・大西卓哉さん「体を横たえるときも気をつけないと、後ろに傾きだした途端に、頭の重さでゴーンと倒れ込むような形で、首を支えるということすら体が忘れてしまっている」

 25日のリハビリでは、ボールを片足で投げ合ったり、縄のような道具を使ってステップを踏んだりするなど、バランス感覚を取り戻す訓練を行った。大西さんは26日、一度アメリカへ戻り、来月下旬に再び日本に帰国する予定。