日本テレビ報道番組にジャーナリズム大賞
広く社会や公共の利益に貢献したジャーナリストの活動に贈られる「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」に、南京事件を検証した日本テレビの報道番組などが選ばれ、7日、授賞式が行われた。
今年の早稲田ジャーナリズム大賞は、日本テレビの清水潔記者が制作し、去年10月に放送されたNNNドキュメント「南京事件 兵士たちの遺言」などに贈られた。
授賞理由については、南京事件というさまざまな意見がある出来事に果敢に取り組んだ作品で、戦場で書かれた日本兵の日記や証言などの資料から事実に迫り、誇大や過小に表現することなく、冷静に伝えたと評価された。
授賞後の挨拶で、日本テレビの清水記者は、「我々が正しい戦争はないと伝え続けなければなりません」と語った。