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福島での野球・ソフト予選に世界連盟が条件

2016年12月8日 13:20
福島での野球・ソフト予選に世界連盟が条件

 2020年東京オリンピックの追加種目の会場が、IOC(=国際オリンピック委員会)に正式承認された。しかし、野球・ソフトボールの福島での予選会場については、協議が続くことになった。

 スイスで行われているIOC理事会で7日、東京大会で行われる5競技の追加種目の会場が了承され、「空手」の『日本武道館』、「サーフィン」の千葉県『釣ヶ崎海岸サーフィン会場』、「スケートボード」「スポーツクライミング」の『青海アーバンスポーツ会場』などが正式決定した。

 一方、「野球・ソフトボール」はメーン会場の『横浜スタジアム』は決まったものの、被災地・福島での開催を目指す予選会場については、世界野球ソフトボール連盟が、内野が芝生でないことや施設が不十分なことなどに不満を示し、意見がまとまらなかったため、今回の理事会では「今後も協議していく」と報告するにとどまった。

 森会長「競技場を我々として決めるのは難しいが、もう一度、きちんと整理してみる必要があると思う」

 さらに、世界野球ソフトボール連盟側は、横浜スタジアム以外に千葉の『ZOZOマリンスタジアム』や埼玉の『西武ドーム』など首都圏でもう1か所会場を設けることを、福島県での予選開催の条件にしているという。しかし、IOCや組織委員会は、経費の問題から受け入れられないとしており、結論は来年まで持ち越される見通し。