国際宇宙ステーション（＝ＩＳＳ）に物資を運ぶ「こうのとり６号機」を載せたＨ２Ｂロケット６号機が、９日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。

　９日の種子島は青空が広がった。Ｈ２Ｂロケット６号機の機体は、９日午前６時、人が歩くようなゆっくりとしたスピードで発射場へと移された。

　今回打ち上げられる国際宇宙ステーション補給機「こうのとり６号機」は、宇宙ステーションにいる宇宙飛行士に食料や実験機器などを運ぶ。また、国際宇宙ステーションの主電源となる新型バッテリーを運ぶという重大なミッションを担っていて、このバッテリーには初めて日本製のリチウムイオン電池が採用されている。

　ロケットはこのあと燃料の充てんなどが進められ、９日午後１０時２６分４７秒に打ち上げられる。