山口県岩国市の旭酒造が製造する日本酒「獺祭」（だっさい）に虫が混入していたとして、会社側が一部商品の自主回収を始めた。

　虫が混入していたのは「純米大吟醸　獺祭　３割９分」、７２０ミリリットル。旭酒造によると、酒を瓶に充填（じゅうてん）して栓をするまでの過程で混入した可能性があるとしている。今のところ健康被害などの連絡は入っていないが、会社側は、商品ラベルに「１６・１０・Ｄ」と記載された商品の自主回収を始めていて、該当する商品を送料着払いで送れば、代金を払い戻すとしている。

　旭酒造では「ご迷惑をお掛けして深くおわびします。いっそうの管理強化を図り再発防止に努めていきたい」とコメントしている。