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“学童”待機児童1.7万人以上 過去最多

2017年1月16日 17:26

 いわゆる「学童」と呼ばれる放課後児童クラブを利用できない待機児童が、過去最多の1万7000人以上いることが厚生労働省の調査でわかった。

 この調査は厚生労働省が毎年行っているもの。「学童」では小学生に放課後の遊びの場として児童館などが提供されているが、2015年から、3年生までだった利用制限がなくなり全学年利用できるようになった。

 調査の結果、去年、利用した児童は、109万3000人を超えていて、前年よりも約6万8000人増えている。また、クラブの数は1000か所以上増えているが、依然として利用したいのに利用できない待機児童が1万7200人を超えていることがわかった。

 厚労省では2018年度末までに約122万人が利用できるようにして待機児童を解消したい考え。